インプラント周囲炎
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インプラント周囲炎予防に大切なこと
インプラント周囲炎は天然の歯で言う「歯周病」と似た病気です。
インプラント周囲炎予防で大切なことは、天然の歯と同じくホームケアをしっかりと行い、こまめにメインテナンスに通うことです。
メインテナンスの頻度は最低でも3ヶ月に1度は通うようにしましょう。もちろん毎月通うのが理想的です。
しかし、天然の歯を対象に行った研究では3ヶ月に1度コンスタントに定期健診を行っていた人とそれ以外の人を比較したときに3ヶ月に1度定期健診に通っていた患者さん最も歯が残る確率が高かったという結果が出ています。
インプラントと天然の歯は違うところがありますが、基本的な考え方は同じと捉えて良いでしょう。
しかし、同じ最近感染であってもインプラントが細菌感染を引き起こすと炎症の範囲が天然の歯の2倍くらいになることが研究から分かっています。

これはつまりインプラント周囲炎になると、隣の歯やインプラントにも影響を与えてしまいやすいということです。
また一般的な歯周病の場合、重度化するまで数年かかりますが、インプラント周囲炎の場合は数ヶ月で急速に進行することがあります。
急速な進行の理由は明確には分かっていませんが、インプラントの特徴であるネジのような構造が細菌の感染を広げやすくする要因になってるかもしれません。
しかし、最近のインプラントはこうした現象にも対応できるようにミクロ単位で細菌がくっつきにくいようなデザインをしていますので、新しいインプラントを取り扱っている歯科医院でインプラント治療を受けることもインプラント周囲炎予防につながります。

(画像はZimvie社HPより引用)
こちらの画像はZimvie社の2025年現在の最新インプラント『TSX』です。通常インプラントは骨とくっつきやすくするために表面がザラザラに加工してありますが、そのザラザラに細菌もくっつきやすくなってしまいます。
これをさまざまな研究により細菌が最もつきにくいザラザラ度合いに仕上げつつ、骨がくっつきやすい表面に仕上げてあるのが、最近のインプラントの特徴です。
上の画像ではザラザラにした表面とツルツルになっている表面とで細菌がくっつく数があまり変わらないように工夫をして加工してあります。
簡単なコンセプトですが、その裏には膨大な研究費と実験を繰り返して得られた結果を元に1つのインプラントのデザインに落とし込まれているのです。
ですので、最新のデザインのインプラントを使用すると言うことはインプラント周囲炎を予防することに繋がるのです。
すでにインプラント治療を受けられている方は、まずは定期検診にこまめに行くことから始めましょう。
