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軽度のインプラント周囲炎(インプラント周囲粘膜炎)の治療法

軽度のインプラント周囲炎
インプラント周囲粘膜炎
について

インプラント周囲粘膜炎の
主な症状

  • 歯茎に腫れや赤みがある
  • ブラッシング時に歯茎から出血する
  • プロービング(インプラント周囲溝検査)で出血する
  • インプラント周囲溝の深さが5mm以下

インプラント周囲粘膜炎は
自覚症状がほぼありません

インプラント周囲粘膜炎は自覚症状がほぼありません

インプラント周囲粘膜炎とは、軽度のインプラント周囲炎です。インプラントの周辺の歯肉にのみ炎症が起きている状態で、自覚症状はほぼありません。そのため患者様ご自身で気づくことは困難です。

この状態を放置すると重度のインプラント周囲炎へと進行し、インプラントが抜ける恐れがあります。そのため、定期的に歯医者にてチェックやメインテナンスを行って、予防や早期発見・早期治療をすることが大切です。

インプラント周囲粘膜炎の
状態

インプラント周囲粘膜炎の状態

インプラント周囲粘膜炎の状態

インプラント周囲粘膜炎の状態


インプラント周囲粘膜炎の
治療法

ブラッシング指導

ブラッシング指導

インプラント周囲粘膜炎の段階では、ブラッシングによるケアで改善が可能です。口腔内の状態は患者様一人ひとり異なり、ブラッシングの仕方に癖があると汚れが溜まりやすくなります。そのため多摩市永山の歯医者「福嶋歯科医院」では、歯科衛生士が患者様一人ひとりに合わせ、ブラッシングを適切に行えるようアドバイスします。

クリーニング
(機械的なプラークの除去)

クリーニング(機械的なプラークの除去)

インプラント周囲粘膜炎は、プラークが歯肉に一定時間付着することで発症します。天然歯の「歯肉炎」と同様にプラークコントロールを徹底することで治癒に導くことが可能です。しかし、インプラントは天然の歯と異なる構造を持つため、クリーニングも専門的に行う必要があります。

殺菌剤による洗浄

殺菌剤による洗浄

クリーニングに加えて殺菌剤を使用しての洗浄もインプラント周囲粘膜炎には効果があります。特別な器具を使い、インプラント周囲の狭い溝の中に届くように殺菌剤で洗浄していきます。

局所的・全身的な抗菌薬の
投与

局所的・全身的な抗菌薬の投与

殺菌剤での洗浄は一時的であるため、効果を持続させるために局所的に抗菌薬を塗布したり、飲み薬を処方することがまれにあります。抗菌薬の処方のみではインプラント周囲に付着した感染源は治らないので、必ずクリーニングや殺菌剤での洗浄と併用する必要があります。

うがい薬の処方

うがい薬の処方

歯科医院での処置だけでなく、家庭でも継続して殺菌治療を行うことが大切です。口腔内に増殖した細菌を殺菌することは効果的な治療となります。専用のうがい薬でうがいをして頂き、細菌を殺菌、繁殖を防止することでインプラント周囲だけでなく口腔内全体を清潔にします。

被せ物の調整

被せ物の調整

噛み合わせの変化や被せ物の変形などによりブラッシングがしにくくなると、汚れが溜まって歯茎に炎症を起こしやすくなります。このような場合は、被せ物の形を整えることで、ブラッシングによるセルフケアをしやすい状態にします。状態によっては被せ物(上部構造)を作り直す必要がある事もあります。

インプラント周囲粘膜炎の
治療の流れ

STEP01

精密検査

精密検査

インプラント周囲の状態を詳しく把握するために精密検査を行います。1本の歯に対して6ヶ所のプロービング(インプラント周囲溝のポケット検査)を行い、出血が2ヶ所以上認められる場合はインプラント周囲粘膜炎と判断し治療を進めます。プロービング以外にも、唾液検査やレントゲンによる骨の状態チェックなど、多角的に検査します。

精密検査の内容

  • 口腔内の清掃状態の確認・清掃
  • 歯肉の腫れや出血・排膿の有無の確認
  • インプラント周囲溝の検査(プロービング)
  • インプラント体と上部構造の結合の確認
  • インプラント上部構造の咬合の確認
  • レントゲンや歯科用CTの撮影・診断(骨の吸収のチェック)
  • 唾液検査による細菌の繁殖状況のチェック
STEP02

基本治療

基本治療

患者様ご自身が行うセルフケアでは落としきれない、インプラント周囲のプラークや歯石を除去します。さらに、インプラント体と歯茎の間にできたポケットのクリーニングも行います。また、適切にセルフケアができるように、ブラッシング指導や生活習慣のアドバイスも実施します。

STEP03

再検査

再検査

基本治療を一定期間行った後、再検査によりインプラント周囲粘膜炎の症状がどの程度改善されたのかをチェックします。インプラント周囲の炎症が治まっていれば、治療からメインテナンスへと移行します。

STEP04

メインテナンス

メインテナンス

基本治療により症状が改善したと判断できたら、メインテナンスへと移行します。インプラント周囲粘膜炎は自覚症状がないため、定期的なチェック・メインテナンスが大切です。インプラント周囲粘膜炎を再発させないためにも、3ヶ月に1回程度のメインテナンスをお勧めしています。患者様の口腔内環境によっては、状態が安定するまで毎月メインテナンスに来て頂く場合もあります。

メインテナンスの
内容

  • レントゲンや歯科用CTの撮影・診断(骨の吸収のチェック)
  • 唾液検査による細菌の繁殖状況のチェック
  • 歯肉の腫れや出血・排膿の有無の確認
  • インプラント体のぐらつき確認
  • インプラント体と上部構造の結合の確認
  • インプラント上部構造の咬合の確認
  • 口腔内の清掃状態の確認・清掃
  • ブラッシング指導
  • インプラント周囲溝の深さの検査(プロービング)
  • 検査時の出血の有無の検査

症例紹介

Before

Before

After

After