TEL042-389-0281インプラント周囲炎でお悩みの方は
当院の歯周病専門医へご相談ください

セカンド
オピニオン予約

インプラント周囲炎治療なら多摩市永山の歯医者「福嶋歯科医院」|インプラント周囲炎予防のためのインプラント治療選び

インプラント周囲炎予防のためのインプラント治療選び

 

インプラント周囲炎を予防することまで考慮してインプラント治療を行うには次の3つのことを抑えなければなりません。

  1. 補綴主導型のインプラント治療であること
  2. 歯槽骨の再生を行っていること
  3. 4大インプラントメーカーを使用していること

補綴主導型のインプラント治療とは?

インプラント治療には次の2つの手法があります。

  • 外科主導型(げかしゅどうがた)
  • 補綴主導型(ほてつしゅどうがた)

 

外科主導型インプラント治療

外科主導型のインプラント治療ではとにかく骨がある場所にインプラントを入れる手法です。骨がしっかりとあるということはそれだけインプラントが安定するということですから、とても大切な考え方なのですが、本来歯があった位置とは違った位置にインプラントを入れてしまう可能性があります。

 

また入れる角度も本来の歯の軸の方向ではなく、骨がある方向に沿って入れるので斜めに入ってしまったりするのです。

斜めに入ってしまうことに関して力学的に問題がないという結論もあるようですが、単純に考えて斜めになっているところは掃除がしにくそうだなと捉えることもできます。

 

補綴主導型インプラント治療

一方で補綴主導型のインプラント治療は、本来歯が合った位置にインプラントを入れようというコンセプトの手法です。

噛み合う歯とうまく噛み合う位置に掃除がしやすい角度でインプラントを入れるというごく当たり前のような治療なのですが、1つ問題があります。

 

それは上定位置に十分な歯槽骨がない可能性があるということです。というよりもインプラント治療が必要な方の多くは『歯周病』によって歯を失っていますので、歯槽骨が溶けてしまっている状態が多く、本来の位置に骨がないということはむしろ一般的だと言えます。

そこで必要になってくるのが次の「歯槽骨の再生を行う」です。

 

歯槽骨の再生とは

前述の通りインプラントを本来の位置に入れたくても骨がないという場合は、骨を作るという治療を事前に行わなければなりません。

この歯槽骨を作る技術は非常に高度で、さまざまな経験やスキル、知識が必要になってきます。

 

福嶋歯科医院は歯周病専門医のいる歯科医院ですが、歯周病専門医の本来の仕事は『歯周病によって失われた骨を再生すること』、そして『それを長期間にわたって維持すること』です。

 

つまり歯周病専門医にとってインプラント治療に付随する歯槽骨の再建は歯周病治療の延長上の治療でもあるのです。そのため当院ではさまざまなノウハウを使用してインプラント治療前の歯槽骨再建を行なっています。

 

4大インプラントメーカー

実は世界中にインプラントを製造しているメーカーは150社ほど存在します。しかしそのうちたったの4社がシェアの85%を占めているのです。

日本もGCや京セラといったメーカーがインプラントを製造販売していますが、日本国内においても世界的に見ても目立ったメーカーではないのです。

 

なぜインプラント周囲炎の予防とメーカー選びが関連するか、それは『メインテナンスのしやすさ』に直結するからです。

基本的にインプラント治療は一度行ったらメインテナンスを繰り返し、2度と治療が必要にならないことを目指して行います。

 

ちなみにインプラント4大メーカーは以下の通りです。

  • Dentsply(アメリカ)
  • Zimvie(アメリカ)
  • Straumann(スウェーデン発祥・本部はスイス)
  • Nobel Biocare(スウェーデン発祥・本部はアメリカ)

福嶋歯科医院ではこのうち、Dentsply、Zimvie、Straumannを使用しています。

 

メインテンナスをしていく中で『インプラントのパーツ同士を繋ぐネジが緩んでしまった』『被せ物の部分のセラミックが欠けてしまって作り直しが必要』といった場面が少なからず存在します。

そんな時に大きいメーカーであればパーツの供給網がしっかりとしていますし、会社自体が潰れているという可能性も少なくメインテナンスを容易に行うことが出来ます。

 

逆に言ってしまうと残りの145社余りでシェアの15%をせめぎ合っているのですから、人知れずなくなってしまうメーカーがあってもおかしくありません。

 

実際私が勤務医をしていた頃、近隣のクリニックが閉院してしまいそこの患者様がインプラントのメインテナンスを必要としてなだれ込んできたのですが、そこのクリニックで使用していたインプラントがイスラエル製であることがわかり、如何にもこうにもメインテナンスできないという事態になったことがあります。

 

この時のようにクリニックの閉院に伴う転院もあれば、お引越しによる転院もありえますから、日本全国どこでもいつでもメインテナンスが受けられるようなインプラントメーカーを使用することが非常に重要です。

 

インプラント周囲炎予防のためのインプラント選び まとめ

以上の3点にまとめたようにインプラント治療を受ける際はどんなメーカーのインプラントを選ぶかも大事ですが、それに加え「補綴主導型」で「歯槽骨の再建手術」まで行えるクリニックを選ぶことが大切です。