歯周病専門医の
セカンドオピニオンを
受けませんか?
あなたのインプラント、
本当に大丈夫ですか?
インプラントを失う可能性があるインプラント周囲炎
インプラントは入れてからの
ケアが大切です
インプラントは人工物なので、虫歯になることはありません。しかし、インプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」になる可能性があります。セルフケアやメインテナンスが不十分だとプラークや歯石が付着してしまうため、そのリスクは一気に高まります。
インプラントは、入れたら終わりではありません。インプラントを長く快適に使い続けるためには、セルフケアはもちろん、歯医者での定期的なチェックやメインテナンスを行うことが大切です。
インプラント周囲炎の
主な症状
- インプラント周囲の歯茎が腫れる・赤みがある
- インプラント周囲の歯茎から出血や膿が出る
- インプラントが動く・痛みなどの違和感がある
- 歯茎が下がってインプラントのネジが見える
- インプラントがぐらついて抜けそう
- 口臭がきつくなったと指摘される
上記のような自覚症状がある場合、インプラント周囲の粘膜からインプラントを支える歯槽骨にまで炎症範囲が広がっていると考えられます。速やかに治療しましょう。
自覚症状がほぼないインプラント周囲粘膜炎
ご自身での判断は難しい
インプラント周囲粘膜炎
「インプラント周囲粘膜炎」とは、インプラント周囲の粘膜のみに炎症が起こっている状態です。ブラッシング時に多少出血することはあるものの、それ以外の自覚症状はほぼありません。そのため、患者様ご自身で気づきにくく、インプラント周囲粘膜炎だと判断することは困難です。インプラント周囲粘膜炎かどうかを判断するためには、歯医者での専門的な検査が必要です。セルフケアやメインテナンスに自信がない方は、ぜひ検査を受けましょう。
インプラント周囲炎
インプラント周囲粘膜炎は
珍しい病気ではありません
インプラント周囲炎の割合
2017年に行われた研究によれば、インプラント治療を受けた患者様のうち29.4%がインプラント周囲粘膜炎、9.3%がインプラント周囲炎になったと報告*されています。日本のインプラント人口はおよそ300万人と言われているので、30~60万人の方がインプラント周囲粘膜炎・インプラント周囲炎を発症していると考えられます。
* Leeら Journal of Dentistry Volume 62,July 2017,Pages 1-12
インプラント周囲炎
インプラント周囲炎膜炎診断テスト
- 「いいえ」の数が0個
-
インプラント周囲炎・周囲粘膜炎のリスクは低いです。
引き続き定期メインテナンスと、セルフケアを行いましょう。
- 「いいえ」の数が1~2個
-
インプラント周囲粘膜炎の可能性があります。
患者様ご自身には自覚症状がないため、歯科医院で検査をお勧めします。
自覚症状がある場合は、インプラント周囲炎の可能性があります。早急に歯科医院を受診しましょう。
- 「いいえ」の数が3~5個
-
インプラント周囲炎の可能性が高いです。早急に歯科医院での検査と治療を行いましょう。
インプラント周囲炎で
お悩みの方へ
放置は絶対に止めて下さい
インプラント周囲炎は歯周病と関係が深く、自覚症状がないまま進行する病気です。放置すると歯茎の炎症だけでなく、インプラントを支える歯槽骨が破壊されていきます。さらに放置して重症化すれば、歯茎や顎の骨がインプラントを支えきれなくなり、そのまま抜けてしまう恐れもあります。せっかく入れたインプラントを長く使い続けるためにも、放置は絶対に止めるべきです。
インプラント周囲炎を
放置した場合
インプラント周囲炎をそのまま放置すると、インプラントを支えている顎の骨が徐々に溶けていき、グラグラ揺れ始め、やがて抜けてしまう可能性が十分にあります。
通常のインプラントでは、ネジ山のすぐ上に骨があります。しかし、上の写真の場合はインプラント周囲炎の感染がネジ山に沿って進んでおり、4.5㎜くらい骨が減っている状態です。このままだと周りの健康な歯や骨まで影響を及ぼすため、早急な処置が必要です。
インプラント周囲炎の
治療法
治療方法軽度のインプラント周囲炎
(インプラント周囲粘膜炎)
セルフケアでは落としきれないインプラント周囲のプラークや歯石を除去します。インプラント体と歯茎の間にできたインプラント周囲溝も洗浄し、歯面・歯根を滑らかに仕上げます。また、インプラント周囲炎の予防・治療ではセルフケアが重要なので、ブラッシング指導も行います。
治療方法重度のインプラント周囲炎
まずは、ブラッシング指導・歯石除去・消毒などの処置を積み重ねる累積的防御療法(CIST)と呼ばれる治療を行います。CISTで改善がみられない場合は、外科治療を行います。それでも改善が難しい重度の症例では、インプラントの抜去を行い、骨誘導再生療法(GBR)を行った上で、再埋入を行います。
インプラント周囲炎に
ならないために
日々のメインテナンスと生活習慣の見直し
インプラント周囲炎の予防
専門家による定期的なチェックと
メインテナンスが重要です
インプラント周囲炎は、歯周病と関係が深い病気です。そのため、発症を防ぐためには歯周病専門医による定期的なチェックやメインテナンス、そして患者様ご自身による毎日のセルフケアの徹底により、口腔内を清潔に保つことが重要です。また、糖尿病などの持病や喫煙習慣はリスク因子となるので、生活習慣の見直しや病気のコントロールも大切です。
インプラント周囲炎の再発を
防ぎ、健康で快適な毎日を
インプラント周囲炎は、歯周病と同様に再発を繰り返しやすい病気です。インプラント周囲炎になってしまった場合は、再発防止のためにセルフケアをより一層意識して頂くことが大切になります。また、歯医者での定期的なメインテナンスを受けることも再発を防ぐ重要な要素です。歯医者では、プロによるクリーニングで口腔内を清潔に保つことができると共に、咬合チェックやレントゲン検査など幅広い再発防止処置を行えます。口腔内全体の健康を向上させ、再発を防ぎましょう。
インプラント治療を
ご検討中の方へ
適切なインプラント治療がインプラント周囲炎のリスクを減らします
インプラント周囲炎は、歯周病菌による感染症です。そのため、インプラント治療前に歯周病をしっかりと治療していないと、インプラント周囲炎の発症リスクが著しく高まります。
また、インプラント体が顎の骨でしっかり固定されていることも大切です。そのため、精密な診査・診断により骨の高さや厚みをチェックし、足りない場合は再生療法により骨造成をしなければなりません。歯周病を改善し、土台をしっかり整えてインプラント治療をすることが、インプラント周囲炎のリスクを減らし、インプラントの長期的な安定につながります。
歯周病専門医が行う
インプラント治療の特長
歯周病専門医は、インプラントを支える土台である、歯槽骨や歯周組織の状態を整えるプロフェッショナルです。骨が足りなくても、骨を再生する治療を行えます。本来あるべき歯の位置に正しくインプラントを埋入できるので、インプラント周囲炎のリスクを減らしつつ、快適な使い心地を実現できます。
歯周病専門医による
インプラント治療を
ご希望の方
監修歯科医師情報
監修歯科医師日本歯周病学会 歯周病専門医福嶋 太郎
インプラント治療の普及と比例して、近年ではインプラント周囲炎で悩む患者様が増えています。インプラント周囲炎は新しい病気であり、明らかになっていないことも数多くあります。そのため、一般的な歯医者では適切な治療を行えないケースも多く、不安を抱える患者様が数多くいらっしゃるのが現状です。
私は、歯周病専門医としてそうした患者様のお力になります。患者様のお悩みや不安な気持ちに寄り添い、インプラント周囲炎を解決する最後の砦として、全力でサポート致します。
- 所属学会
-
日本歯周病学会
日本口腔インプラント学会
AAP(アメリカ歯周病学会)
AO(Academy of Osseointegration)
- 略歴
-
2007年 明海大学 歯学部 卒業
2009年 明海大学 歯学部 口腔生物再生医工学
講座歯周病学分野 入局2011年 日本歯周病学会 歯周病認定医 就任
2014年 日本歯周病学会 歯周病専門医 就任
2018年 福嶋歯科医院 院長
2020年 医療法人社団Fortune Arch 理事長